2024年09月25日

【注目記事】「リトリート」や「温泉・スパ」が注目されている理由に迫る！

世界中で需要が高まっている「ウェルネスツーリズム」について、ご存知でしょうか。

特別な体験、感動、リフレッシュ、交流など、旅する人が豊かな人生を送るためのアクションをすることを言います。

心と身体が癒される宿泊プランや活力が得られる旅・アクティビティは、多くの人々の健康・幸福に繋がります。また、人生のバランスを取り戻すきっかけにもなるとして、注目を集めています。
日本ではまだ馴染みのない「ウェルネスツーリズム」は、実は世界で年々拡大をしている市場です。

特に今、おさえておきたい言葉は「リトリート」。一般的な旅行との違いなどについて、ご紹介します。

●ウェルネスツーリズムについて知っておきたいこと
　語源と歴史
　旅の種類～ウェルネスツーリズムで求められているのはどんな旅？～
●「リトリート」や「温泉・スパ」が注目されている理由
　最新の宿泊・旅行者のトレンド～「温泉・スパ」が1番人気～
　そもそも「リトリート」って？
●トレンドに乗るなら今！旅行会社やメディアを通じてPRできるチャンス
　今年5月に開催した展示会に、多くの温泉・宿泊施設が出展
　展示会でできること
●展示会に関する情報

ウェルネスツーリズムについて知っておきたいこと

冒頭でもお伝えした通り、心と身体の健康に意識を向け、より幸せに生きるためのヒントを得ることを目的としたウェルネスツーリズムが世界中で人気を集めています。

日常生活を送る中で、都会の喧噪を忘れ、心身のバランスを取ろうとするのは意外と難しいもの――。

ライフスタイルが多様化している事も相まって、心と身体をケアする人が年々増えているのです。

ここでは、ウェルネスツーリズムについてまとめました。

語源と歴史

ウェルネスツーリズムは英語の「wellness（健康）」と「tourism（観光）」を組み合わせた造語で、旅行を通して心や身体のバランスを整えたり、リフレッシュしたりする観光スタイルを意味します。

ウェルネスとは、心身の健康という基盤の上で、自己実現に向けて何かに没頭する、生き甲斐を見つけ熱中するなど豊かな人生を送るためのアクション。そのうえで、スパ、ヨガ、瞑想、フィットネス、ヘルシー食、レクリエーション、交流など「ウェルネス＝豊かな人生へのアクション」を提供する旅行の総称のことを「ウェルネスツーリズム」と言います。
心を落ち着かせ、気持ちをリフレッシュさせ、自分自身や周囲との調和やつながりを取り戻す方法です。

ウェルネスツーリズムの歴史は古く、紀元前の古代ローマでは、戦士たちが傷や病気を治療するために温泉を利用していました。またローマ市民は貧富を問わず郊外の公衆浴場に足を運び、入浴のみならず運動や議論などの娯楽に興じていたようです。中世には温泉の医学的効果の検証が進み、王侯貴族は好んで温泉のある高級保養地に出かけました。
古代人も現代人も、健康や幸福を求めて旅をしているのは、時代を超えても一緒ですね。

旅の種類～ウェルネスツーリズムで求められているのはどんな旅？～

人によって健康や幸福のものさしは異なるので「これがウェルネスツーリズム」という決まりはありませんが、さまざまな種類があります。
ここでは5つの例を紹介します。

●スパツーリズム
身体や心の疲れを癒し、リラックスしたいときにおすすめです。
温泉につかることで血行が良くなり、筋肉や関節の痛みが和らぎます。もちろん、ストレスや疲労を解消する効果もあります。

●ヨガツーリズム
自分と向き合い、内面の平和やバランスを求めたいときにおすすめです。
ヨガや瞑想では、呼吸法やポーズなどを通して身体と心の調和を図ります。
ヨガや瞑想をすることで、精神的な安定や集中力が高まります。また、自分自身と向き合う機会にもなります。

●アドベンチャーツーリズム
自分の可能性を広げたいときにおすすめです。
登山やカヌー、ダイビングなどのアクティビティでは、体を動かすだけでなく、新しいスキルを学んだり、仲間と協力したりできます。
運動能力や人間関係が向上するとともに、挑戦や達成感を味わうことで、自信や満足感が高まります。

●カルチャーツーリズム
異文化や芸術に触れて、知識や感性を広げたいときにおすすめです。
博物館や美術館などの施設を訪れたり、音楽やダンスなどのパフォーマンスを鑑賞したり、
芸術や文化に触れることで感性や創造力が高まり、心身の感度を取り戻せます。

●エコツーリズム
新しい発見や感動を求めるときにおすすめです。
自然に触れることで、五感が刺激され、感情が豊かになります。また、自然の美しさや壮大さに感動することで、人生の価値観や目標が見えてくるかもしれません。

「リトリート」や「温泉・スパ」が注目されている理由

自身の健康や幸福感を高めるために、近年自身に合った旅のスタイルを選ぶ人たちが増えています。
日常から離れ、心も身体も癒やされる時間――。
この章では、旅行・宿泊においてどのようなトレンドがあるのか、紐解いていきましょう。

そもそも「リトリート」って？

それではここで、リトリートについて触れていきましょう。

リトリートとは、忙しく過ごす日常生活から一時的に離れ、心身をリフレッシュして自分と向き合う時間を過ごす旅のことです。日々の喧騒からあえて距離をとることで、心と身体の状態をリセットするために有効な手段だと言われています。

リトリートの語源
リトリートの語源は、避難や引きこもりを意味する「リトリート（Retreat）」。または、再治療を意味する「リトリートメント（Retreatment）」に由来します。さらに、自然や地域との関わり、体験などを通じて心身の健康を目的とする「ウェルネスツーリズム」と密接に関わり合う言葉でもあります。

リトリートと一般的な旅行との違い
リトリートと旅行の違いは、その目的にあります。一般的な旅行は旅先の観光や娯楽が主な目的であることに対して、リトリートは心身のリフレッシュや精神的な成長が旅の目的です。そのため、リトリートでは静寂な自然の中で過ごすことが重視され、自己の探求やストレス軽減に焦点を当てて過ごします。

日本ならではとも言えるリトリートに「温泉」がランクイン
ゆっくりと湯に浸かって体を温めれば、日頃の身体の疲れがとれて心が満たされる温泉。温泉の中に含まれている成分や、温泉施設から見られる景色など、好みの過ごし方に合わせてお気に入りの温泉を探す人たちが増えています。温泉の効果効能や宿泊プランはもちろん、その地域の良さを感じられるのも、魅力の１つとなっているようです。

トレンドに乗るなら今！旅行会社やメディアを通じてPRできるチャンス

さて、ここまできたら国内海外問わず、どれだけ日本の温泉・宿泊が求められているのか、お分かりいただけたのではないでしょうか。

ただ、顧客の集客・誘致方法でお悩みの方も多くいると思います。
そこでオススメなのが、ビジネス向け展示会への出展です。

集客へ繋げるには、メール配信やDM送付、広告掲載など様々ありますが、
観光・旅行関係者が一堂に集まる展示会へ出るのも有力な手段のひとつです。
新しい旅行トレンドやまだ知られていない情報をいち早くキャッチしたい旅行会社・メディア関係者が集まるため、観光地・温泉・宿泊施設の直接的なPRに繋がります。

旅行会社・メディア関係者が来場するBtoB向けの商談展示会「iWT – 国際ウェルネスツーリズム EXPO」について、触れていきます。

今年5月に開催した展示会に、多くの温泉・宿泊施設が出展

「iWT – 国際ウェルネスツーリズム EXPO」は、ウェルネスツーリズムに特化した日本唯一の商談展示会です。出展する企業・団体は、観光局、ホテルや旅館、温泉施設、エステ・スパ、ヨガやメディテーションなどの体験型サービス、医療施設・クリニックなど、多岐にわたります。このように、出展社の商品・サービスの幅が広いことからも、ウェルネスツーリズムの今後の可能性の高さが感じられます。

出展社にとって展示会場はPRの場であることはもちろん、具体的な宿泊プラン作成や業務提携に繋がります。海外来場者も積極的に誘致しており、インバウンド需要にも繋がるのが特徴です。

どのような企業が集まったのか、一部ご紹介します。