心と体を解き放つ、別府「七日一巡り」
 〜あたらしい自分と出会う、本格湯治リトリートのすすめ〜

ふと、日常の喧騒から離れ、ただ深く呼吸をすることだけを考えたい。そんな瞬間はありませんか?

日本一の湯量を誇る別府は、もはや「温泉天国」という言葉だけでは語り尽くせない、新たなウェルネスの旅先へと進化を遂げています。古くから伝わる「湯治」の知恵と、現代的なリトリートの心地よさを掛け合わせた滞在型プログラム、「七日一巡り(なのかひとめぐり)」。それは、慌ただしい日々で少し疲れた心と身体を丁寧に解きほぐし、「本当の自分」と再会するための特別な物語です。

これまでとは違う別府の顔、そして「七日一巡り」が紡ぐ、あなただけの再生の時間を少し覗いてみませんか。

別府の底力——日本屈指の温泉地が今、「ウェルネスの拠点」として注目される理由

日本には美しい温泉地がたくさんありますが、なぜ別府はこれほどまでに、時代を超えて人々を惹きつけるのでしょうか。その秘密は、まるで尽きることのない豊かな温泉と、この地に深く根付いた「湯治」という文化の温もりにあるのかもしれません。

別府には、驚くことに2,800を超える源泉があり、そこから湧き出るお湯は1分に約10万リットルとも言われています。市内を巡れば、「別府八湯」と愛される、それぞれに泉質も風情も異なる温泉郷に出会うことができます。一つの場所で、これほど多彩な湯の恵みを体感できるのは、世界的に見てもとても珍しいこと。昔から温泉文化が暮らしの中に息づいていたこの土地では、ただ観光で訪れるだけでなく、じっくりと滞在しながら心と体を癒やすというスタイルが、ごく自然に育まれてきました。

そして近年、その素晴らしい文化は、現代の私たちの求めるものに合わせて、さらに進化を始めています。「長期滞在しながらじっくりと湯治を体験する」「温泉と予防医療を結びつける」「発酵食など、からだに優しい食を大切にする」「地元の人々との温かい交流を育む」……。

温泉をただ「楽しむ」だけでなく、もっと積極的に日々の暮らしに「活かす」ための、新しい試みやプログラムが次々と生まれているのです。こうした動きは、国や自治体からも注目され、心と体を健やかに整える旅の先進地として、国内外から熱い視線が注がれています。

そう、今の別府は、私たちが知っている「温泉地」のイメージから、さらに一歩先へ。心と身体のバランスをやさしく取り戻すための、「特別な旅の場所」として、新しい光を放ち始めているのです。

湯治 × リトリート × ウェルネス——「七日一巡り」が紡ぐ、心と身体の物語

そんな別府の恵まれた地に、「七日一巡り(なのかひとめぐり)」は静かに佇んでいます。

ここは、昔ながらの湯治の知恵と、現代を生きる私たちに寄り添うウェルネスプログラムが、優しく溶け合う場所。掲げるコンセプトは「おはよう、あたらしい自分」。日々の忙しさの中で、知らず知らずのうちに重くなった心と身体をそっと下ろし、本来の軽やかな自分自身と再会するための、特別な時間と空間がここにあります。

そのユニークな名前は、江戸時代の本草学者、貝原益軒が残した『養生訓』の一節、「湯治は七日を一廻りとし、二廻り、三廻りすると良い」という言葉に由来します。約七日間という、人の自然なリズムに合わせたサイクルで温泉地に滞在し、じっくりと心と身体を整えていく。そんな日本の伝統的な養生法に、現代的な感性を吹き込んでいます。

この考えを大切にしているからこそ、「七日一巡り」では、慌ただしい1泊の滞在はお受けしていません。2泊以上、できればもう少しゆったりと。温泉の湯気に包まれながら、自分の内なる声に耳を澄まし、心と身体を慈しむように扱い直す。そんな丁寧な時間を過ごすことで、日常では見過ごしがちな「あるがままの自分」と、ゆっくりと対話できるはずです。


⚫︎ 自然の息吹に包まれる、安らぎの空間

「七日一巡り」が扉を開くのは、別府市小倉の、山と海に抱かれた穏やかな場所。

窓を開ければ、木々の葉が風にそよぐ音、鳥たちの優しいさえずりが、まるで自然が奏でる音楽のように耳に届きます。また、施設の建物は、日本の伝統的な木造建築が持つ温もりと落ち着きを大切にしながら、現代の私たちが心地よく過ごせるように、細やかな配慮がされています。深呼吸をして、ゆったりとした自然のリズムに心も身体も委ねてみたくなる、そんな心地よい環境です。

お部屋は、それぞれに趣のある6つのプライベートな和の空間。お部屋によっては、専用の露天風呂で誰にも気兼ねなく湯浴みを愉しむことも。繰り返し入ることができる温泉によって、ただただ自分だけの時間に浸ることができます。

そして、皆が集う共有のリビングは、広々とした寛ぎの空間。ここでは、他の滞在者の方々と自然と会話が生まれたり、様々なウェルネスプログラムが開催されたりします。

また、昔ながらの湯治場のように、自炊ができる本格的なキッチンも備えられています。自分の身体が本当に求めているものに耳を澄ませ、自分のために食事を作る。そんなシンプルな行為も、「七日一巡り」では、自分自身を大切にするための、かけがえのないウェルネス体験の一つなのです。


⚫︎ 優しい湯と、心に寄り添うプログラムで、本来の自分へ

「七日一巡り」の温泉は、肌に優しいマイルドな弱酸性。だから、長期で滞在する方にも、デリケートな肌質の方にも、安心してその恵みを享受していただけます。

この清らかな湯に身をゆだねるだけでも、凝り固まった心身は自然と解きほぐれていきますが、「七日一巡り」の真髄は、その湯の力を最大限に引き出し、滞在をより深い自己再生へと導く、多彩なプログラムにあります。

  • 温泉の恵みを深く知る:
    滞在の初めと終わりには、温泉利用指導者・看護師による温泉の専門家が、血圧や自律神経のバランスなどを丁寧に計測し、あなたの今の状態に合わせた最適な入浴法をアドバイスする「温泉カウンセリング」があります。数値で変化を「見える化」することで、湯治の効果をより具体的に実感できます。また、温泉の専門家による入浴指導や、温泉の奥深さを学べる講座を通じて、ただ「気持ちいい」だけではない、温泉が持つ本当の力を知り、日々の生活にも活かせる知恵を得ることができます。
  • 「食べる」ことから、内側から整える:
    「医食同源」という言葉の通り、食べることは私たちの心と身体の礎。「七日一巡り」では、日本の伝統的な発酵食作りのワークショップ(例えば、自分の常在菌で作る麹や手前味噌など)や、旬の食材と発酵調味料を使った体に優しい料理教室など、食を通じて内側から健やかになるためのプログラムが豊富に用意されています。宿泊者限定の自炊カウンセリングでは、一人ひとりの体調や好みに合わせた食材選びやレシピの相談もでき、無理なく楽しく「食養生」に取り組めます。
  • 深呼吸するように、身体と対話する:
    心と身体のバランスを取り戻すためには、心地よい運動も大切です。「七日一巡り」では、自分の体重を利用して身体の歪みを整える「自力整体」や、湯けむり情緒あふれる別府の街をガイドと共に巡る「湯けむり街歩き」など、無理なく続けられるプログラムで、身体との対話を促します。温泉で温まった後の運動は、より一層心身を軽やかにしてくれるでしょう。

大切な社員と、会社の未来のために——「七日一巡り」ができること

「七日一巡り」の温かなおもてなしと、心身を深く癒やすプログラムは、お一人おひとりのゲストだけでなく、大切な社員のウェルビーイングを願う企業にとっても、新しい可能性を秘めています。これまで一般的だった慰安旅行とは少し趣の異なる、社員一人ひとりの健やかさと、チーム全体の絆を育むための、本質的な時間をご提案します。


社員の笑顔と、会社の成長に繋がる「見える化」

「七日一巡り」での滞在が、社員の方々の心と身体にどのような良い変化をもたらしたか。それは、滞在の前後に行う健康数値のチェックや、心境の変化を伺うアンケートを通じて、具体的に「見える化」されます。特に企業でご利用の場合、これらの貴重なデータを基に作成される「健康経営レポート」は、大きな特徴の一つ。社員の皆さんのコンディションの変化を客観的に把握できるだけでなく、このレポートを社内外にお知らせすることで、企業が「社員の健康を第一に考える、温かい会社である」という大切なメッセージを発信することにも繋がります。


企業の想いに寄り添う、多彩な活用のカタチ

「七日一巡り」では、企業の様々な目的や想いに合わせて、柔軟なご利用方法をご用意しています。

  • 心と身体を休める「シェア保養所」として
    特定のお部屋を年間でご契約いただき、社員の方々がいつでも心置きなく利用できる、現代版の「湯治場」のような存在に。日頃の疲れを癒やし、リフレッシュした社員の方々の笑顔は、きっと職場のパフォーマンス向上にも繋がるはずです。
  • 新しいアイデアが生まれる「合宿・研修の場」として
    時には、日常のオフィスを離れ、いつもと違う環境でじっくりと話し合いたい。そんな時には、全館を貸し切って、大切なプロジェクトの集中討議や、リーダーシップ研修、チームの絆を深めるリトリートなどを開催しませんか。別府の穏やかな自然と温泉が、きっと自由な発想と、心からのコミュニケーションを引き出してくれます。
  • 未来を共に創る「共創のステージ」として
    異なる分野の企業の方々が集い、共に未来を語り合う。そんなオープンイノベーションの拠点としても、「七日一巡り」は最適です。業種を超えた交流から新しいビジネスの種が生まれたり、地域の方々や学生さんたち・モニター宿泊者を招いて、新しい商品やサービスのテストマーケティングやプロダクトプレイスメントによるテストを行ったりすることも可能です。

ご利用料金は、お選びいただくお部屋のタイプやご滞在日数、ご利用人数によって異なりますが、どのプランにも、滞在前後に計測する「温泉カウンセリング」と、滞在中にご自由にお楽しみいただけるウェルネスプログラムの費用は全て含まれています。長くご滞在いただくほど、お得になる料金設定も魅力です。

七日一巡りの風が、あなたに新しい朝を連れてくる

別府の湯けむりの向こうに広がる、「七日一巡り」という特別な時間。それは、日常の喧騒からふわりと心を解き放ち、ただ深く呼吸をすることの心地よさを思い出させてくれるような、優しい旅の記憶となるでしょう。

ここは、単に身体を休めるだけの場所ではありません。江戸時代から受け継がれる湯治の知恵と、現代を生きる私たちに寄り添うウェルネスプログラムが織りなす、自分自身との丁寧な対話のステージです。

温泉の湯気に包まれ、旬の恵みを味わい、穏やかな自然の中で身体を動かす。そんな一つひとつの体験が、知らず知らずのうちに溜め込んでいた重荷をそっと下ろし、心と身体の奥深くから、新しい活力が湧き上がってくるのを感じさせてくれるはずです。

七日間という時間は、もしかしたら長く感じるかもしれません。でも、その一日一日が、きっとあなたの中で何かが変わり始める、大切なきっかけをくれるはずです。もちろん、三日間の短い滞在でも、十日間のじっくりとした時間でも。「七日一巡り」の扉は、いつでもあなたを温かく迎え入れてくれます。

さあ、別府の柔らかな風を感じながら、心の中でそっと呟いてみませんか。

「おはよう、あたらしい自分」と。

あなたの旅が、素晴らしい再生の物語となりますように。

「七日一巡り」へのお問い合わせ・アクセス

心と身体を解き放つ、別府「七日一巡り」での特別な時間。ご興味をお持ちいただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

湯治リトリートプログラム型滞在「七日一巡り」/ 湯治ぐらし株式会社

  • 住所: 〒874-0842 大分県別府市小倉町26-13
    (カーナビゲーション等で検索される際は、「大分県別府市小倉1組」でも表示される場合がございます)
  • 公式ウェブサイト・ご予約: https://www.toji-gurashi.jp/nanokahitomeguri
    (プログラムの詳細や最新情報、空室状況のご確認、ご予約はこちらから)
  • Eメール: [email protected]
  • インスタグラム: https://www.instagram.com/nanoka_hitomeguri/
    (「七日一巡り」の日常や、別府の美しい風景などを発信しています。ぜひフォローして、旅のイメージを膨らませてくださいね)

「七日一巡り」への道のり

  • 飛行機でお越しの場合:
    ○ 大分空港に到着後、大分交通の空港連絡バス「エアライナー」にご乗車ください。
    ○ 「別府国際観光港(観光港)」バス停で下車します。
    ○ バス停からは、タクシーで約10分ほどで「七日一巡り」に到着します。
        (バスの時刻表や乗り場は、大分空港のウェブサイト等で事前にご確認いただくとスムーズです)
  • 電車でお越しの場合:
    ○ JR日豊本線「別府駅」で下車してください。
    ○ 別府駅からは、タクシーをご利用いただくと約15分ほどで到着します。
        (駅にはタクシー乗り場がございます)
  • お車でお越しの場合:
    ○ 東九州自動車道「別府IC」で高速道路を降ります。
    ○ 別府ICからは、約5分ほどのドライブで「七日一巡り」です。
        (駐車場については、ご予約時にご確認ください)

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