リトリートぐんま

~温泉&自然&食のバラエティー豊かな環境で、心と体を解き放つ3泊4日~

「リトリート」。それは、忙しい日常からいったん離れ、心と身体の赴くままゆったりとした時間を過ごしながら、本来の自分を取り戻していく新しい旅のカタチです。

癒やしの「温泉」、豊かな「自然」、新鮮な「食」など、リトリートの要素を満たす環境が整った群馬県は、「リトリートの聖地」を掲げ、長期滞在型の旅行を提案しています。

ゆったりと流れる時間に身をゆだね、自分と向き合うことで、ストレスを抱えた心と身体を解きほぐしていく旅。大自然と触れ合いながら、じっくりと何かに没頭したり、あえて何もしない時間を楽しんだりする。それが「リトリートぐんま」の過ごし方です。

首都圏からのアクセスも良好で、気軽に非日常へと没入できる群馬県で、極上の癒やし旅を体験してみませんか。

●目次

「リトリートぐんま」とは

ストレスフルな日常や騒々しさから離れて、いつもと違う場所に身を置く。

自分の精神や肉体と向き合う時間を作り、心と身体を整える「リトリート」は、近年、新しい旅のスタイルとしても浸透してきました。

群馬県は、温泉・自然・食などリトリート効果が得られる環境がそろっていることに着目し、群馬県ならではのリトリートの過ごし方を提案します。

観光名所を巡る従来型の旅行とは異なり、長期滞在しながら、心と身体の赴くままにゆったりとした時間を過ごす。県内で体験できる多彩なプランを組み合わせれば、きっとあなたも自分のリトリートスタイルと出会えるでしょう。

時の流れに身をゆだねながら、やりたいことをやりたいときに。

首都圏からのアクセスもよい群馬県で、ゆったりとした時を過ごす。それが「リトリートぐんま」です。

リトリートぐんまの過ごし方

ゆっくり自分自身と向き合うためのリトリート。

地元を知り尽くした観光事業者がおすすめする、それぞれの地域の特色を存分に生かした過ごし方のイメージをご案内します。

◆草津温泉

森のヒーリングパワーと圧倒的な“温泉力”で疲れた心とカラダをリセット!

日本有数の名湯「草津温泉」。湯畑をメインとした活気ある温泉街のイメージが強いですが、日本百名山の一つである草津白根山の麓に位置しているため、広大な森林に囲まれた自然豊かなエリアでもあります。

自然湧出量日本一、抜群の泉質を誇る草津の湯に身を委ね、力強い大地のチカラを感じるとともに、森林で癒しのヒーリングパワーを存分に受けとる。

疲れた心と身体を脱ぎ捨てて、新しい自分を探すリトリートの旅がここにあります。

名の知れた草津温泉への旅。たどり着いて、驚くのが大きな湯畑とそこから立ち上る湯けむりと硫黄の香り。これぞ温泉!わくわく感が高まります。

源泉かけ流しのお湯は少し熱め。硫黄の香りに包まれながら湯に浸かっていると、だんだんと身体がほぐれてきます。湯上りのあったまり具合と爽快感はさすが名湯、草津温泉。

草津の森の森林浴へ!

五感への刺激を求めて実際に森の中へ。思い思いに森林浴を楽しめます。

森の中で読書をしたり、コーヒーを飲んだり、ヨガマットを敷いて仰向けになったり、好きな場所に椅子をおいてゆったりとチェアリングを体験したり。

自然と一体になる時間がとても新鮮です。鳥の声や川のせせらぎを聴いたり、裸足で森を歩くアーシングで足の裏に大地を感じたり。五感を研ぎ澄まして自然を感じていると、心とカラダが解きほぐされてリラックスすると同時に、静かなエネルギーが自分の中に宿っていきます。

朝〜昼:草津名物、湯もみにチャレンジ

草津温泉には伝統の湯もみを体験できる施設もあります。

草津温泉の中でも希少な源泉「わたの湯」は、やや乳白色で真綿のようにやわらかい湯ざわりが特徴。「草津〜良いとこ〜一度は〜おいで〜♪」と指導者の方とともに草津節を口ずさみながら、大きな木の湯もみ板でお湯をかき混ぜます。

「湯もみ」でお湯の温度が適温に下がったら、次は入浴。草津伝統の入浴法では、まずは足にお湯をかけ、さらに手ぬぐいを頭にかぶって「かぶり湯」をしてから入浴(または足湯)します。

入浴後は館内着に着替えて、草津温泉の温熱効果を存分に味わえるホテルヴィレッジオリジナルの「湯蒸し体験」へ。

しっかりと密閉された布団の中で心地よい音楽とアロマの香りに身を任せていると、全身から汗が吹き出し始めてびっくり!体の中の悪いものが、汗と一緒に噴き出しているような気分です。

30分ほどして布団から出ると、程よい疲労感と、運動した後のような爽快感。心身ともにスッキリし、生まれ変わったような不思議な感覚が病みつきになりそう。

温泉街には、そば、洋食、中華、イタリアン、焼き鳥、居酒屋など、目移りしてしまうほどいろいろなお店があります。

食事後は、夜の賑わう温泉街を満喫。美しくライトアップされた湯畑を見ながら、湯けむりの中を散歩するのは、なんとも幻想的です。

朝:気持ち良い空気を感じながら日の出ウォーキングへ

少し暗いうちから森林へ向かい、早朝ウォーキング。夜から朝のはざまの青い静かな森で、冷たい朝の空気を感じながら歩きます。

太陽が出始めると、木々の間からキラキラと光が差し、生き生きとした森に。清々しさに思わず何度も深呼吸。森のエネルギーをたっぷりチャージして、心も体もリフレッシュできます。

◆みなかみ温泉

~be water~ 水源郷「みなかみ」で “水”に還り、自分に戻る4日間

生命を維持するために必要であることはもちろん、身を清めたり、身体と心の疲れを癒したりもする「水」は、私たちの文化や生活に欠かせません。

利根川の源流にある「みなかみ町」は、首都圏の水瓶と称され、豊かな水が溢れています。

「みなかみ18湯」と称される多彩な温泉、個性豊かなウォーターアクティビティ、大自然に育まれたみなかみの湧水を汲んで飲める採水スポット「MINAKAMI Oasis」など、町のいたるところで水と生活が繋がっていて、まさに「水」の聖地ともいえる場所です。

水を感じ、水と遊ぶ。流れる水のようになめらかな「あなた」に還る旅がここにあります。


みなかみにはカヌー、ラフティング、SUP、キャニオニングといったアウトドアアクティビティのほか、坐禅、山伏修行体験、藍染体験、吹きガラス体験、クラフトビール飲み比べなどインドア系アクティビティも豊富にあります。

アクティビティのお供には、みなかみの湧き水を自分で汲んで飲むための「MINAKAMI Oasis オリジナルボトル」もおすすめです。

地元料理、温泉をゆっくりと。「水」をどこか意識

宿ではおいしいみなかみの軟水「みなかみピュアウォーター」で育てられた野菜や、調理された料理をいただきます。

お腹がこなれたら温泉へ。みなかみのお湯はやわらかく、温泉のやさしさが肌に浸み込みます。水に浸り、静かにゆっくり深呼吸すると、手足がじんわりと温まり、身体の疲れも、心のもやもやも、ゆっくりとお湯に溶けていくかのようです。

朝:日本の3大岩場と評される谷川岳・一ノ倉沢までトレッキング

「水を感じるスポット」へのトレッキングに出発。目的地は、昔も今もクライマーの憧れであり難所である、谷川岳の一ノ倉沢です。

朝の凛とした空気のなかブナ林を歩いていると、大自然を独り占めしているかのよう。

朝ごはんには、谷川岳麓のおにぎり屋futamimiで、みなかみの水で育ったブランドコシヒカリ「水月夜」で握った特製おにぎりもおすすめ。

一ノ倉沢に到着すると、そこは利根川源流の深い壮大な緑と青空が広がる世界。清々しさと荒々しさが織りなす絶景は、しばし言葉を失うほどです。

足元に流れている清らかな雪解け水は、触るとあまりの冷たさにびっくり。自然から直接感じる水は、どこか聖なる雰囲気に満ちています。

昼:みなかみの水を使ってそば打ち体験

そば打ち体験もできるそば処へ。

そば打ちに必要な水もそばを茹でる水も、利根川源流の良質な水。みなかみ産のそば粉とみなかみの水が生み出すそばはここでしか食べられません。

夜の温泉街散歩

外食先での支払いは、地域通貨「みなかみハート」で。事前にアプリをダウンロードしてチャージするだけで、みなかみエリアの対象店で使えます。チャージはセブン銀行ATMや、チャージステーションでできて、チャージ時にポイントも付与され、地元のお店も細かく検索できるので、みなかみ旅にはなにかと便利。利用額の1%は豊かな自然を未来へ守り伝える活動をしているみなかみユネスコエコパークの取り組みに活用されるそうです。

(The Campfire Grill & Cafe Bar Minakami)

朝:幻想的なサンライズが広がる水面。早朝カヌーで心震える感動体験

まだ日が昇らない薄暗闇の中で準備し、日の出と共に静かな湖面にカヌーを漕ぎ出します。

聞こえるのはカヌーを漕ぐ水の音と野鳥の声だけという静寂の世界。朝日に照らされてキラキラと輝く緑の森が映り込んだ水面は、なんとも神秘的です。

昼:大人の川遊びは、楽しさも激しさも気持ち良さも想像以上!

とことんアウトドアを楽しむなら、キャニオニングに挑戦するのも。20mはある滝を目の前にして不安を口にしたら、ガイドさんは「初心者でも楽しめますよ!」と太鼓判を押してくれました。

天然のウォータースライダーを楽しんだり、滝を滑り降りたりしていたら、水の中にいるのか外にいるのかが分からなくなってきます。大自然を、水を、身体でまるごと感じる感覚が新鮮。声を出し、興奮し、水にまみれて、子供時代に戻ったかのような気分です。

アクティブに活動したあとは、温泉にゆっくり浸かると、心も身体も癒され、「整った」気分に。日常に埋没していた自分がまた目覚めたように感じます。

今回ご紹介した草津やみなかみの他にも、群馬県内のさまざまなエリアでリトリートを体験することができます。群馬県の観光公式サイト内「リトリートぐんま」では、過ごし方がイメージできるモデルプランのほか、実際に販売しているプランも紹介しています。

是非、群馬県で心も体も癒されるリトリート旅に出かけてみませんか。

■問い合わせ先

群馬県産業経済部
戦略セールス局観光魅力創出課
リトリート推進室リトリート推進係
TEL:027-226-3385

群馬県観光公式サイト「心にググっと観光ぐんま」

Instagram - リトリートぐんま

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