国内でおすすめのウェルネスツーリズムスポットはどこ?

〜「ウェルネスディスティネーションアワード2024」にノミネートされた23地域・施設を一挙紹介!~

近年、『心と身体を健康にする』観光形態であるウェルネスツーリズムが注目を集めています。

しかし、「興味はあるけど何から始めたらいいかわからない」「どこに行けばウェルネスツールズムが楽しめるか知りたい」という人も多いのではないでしょうか。

そんなあなたに次の旅行先のアイデアを提供してくれるのが「ウェルネスディスティネーションアワード」です。

観光・宿泊業向けの展示会「iTT – 国際ツーリズムトレードショー」で、2024年から設立されたこのアワードは、地域独自の資源や文化を体験することでライフスタイルや生きがいにヒントが得られ、人生が豊かになるウェルネスツーリズムにおける魅力的な観光地・観光事業者を表彰しています。

― 表彰会場の様子 ―

各分野の第一人者である審査員が集まり、下記6つの評価項目・要素をもとに選出しているため、お墨付き!
今回の記事では、「ウェルネスディスティネーションアワード2024」にノミネートされた日本各地の23の地域・施設を、北から南まで一挙にご紹介します。


◆「ウェルネスツーリズムについてもっとよく知りたい!」という方は、まずはこちらをご一読ください。
ウェルネスツーリズムについて知っておきたいこと ~効果や旅の種類、自分に合った旅を見つけるコツなど~

●目次

2024年度「ウェルネスディスティネーションアワード」にノミネートされた23地域・施設

日本各地域の厳選されたウェルネスデスティネーションは以下の通りです。

■ 北海道・東北地方

鶴雅グループは、北海道阿寒湖温泉にて、阿寒湖の自然と文化を活かした上質な滞在を提供する温泉旅館を運営。阿寒湖温泉の魅力を最大限に引き出した、心と体を癒すホスピタリティを提供している。

北海道十勝の広大な自然に囲まれたオーベルジュ「エレゾエスプリ」では、十勝川沿いの豊かな自然環境の中で、四季折々の風景を眺めながら、心身ともにリフレッシュできます。十勝の恵みを受けた旬の食材を使った料理はまさに絶品!


山と渓流に抱かれた温泉郷・養老牛にひっそりと佇む温泉宿。川との隔てがほぼない岩造りの露天風呂や樹齢数百年の樹から削り出した特注の丸太風呂では、渓流のせせらぎや、野鳥のさえずりを聴きながら景色を楽しめる。

1200年の湯歴を持ち奥州三名湯のひとつに数えられる鳴子温泉郷にある、120年の歴史を持つ湯治宿。五代目湯守の経験と医師の知見を組み合わせた「大沼流現代湯治・Slow Onsen」を提案。

■ 中部地方

八ヶ岳エリアは車で約30分以内の移動で標高差が1,000mにもなる変化のある地形が特徴。夏のひまわりを見た後、高原の涼しい風を感じることができる。壮大な自然と季節の移ろいが生み出す独自の文化、風習、暮らし。標高差1000mの立体的な空間が作り出す、八ヶ岳エリアだけの旅プログラムが魅力。

江戸時代の参勤交代の中で、松本藩主が休息した歴史ある「本陣」を改修して宿泊できるようにした古民家宿。どっしりと構えた風格ある木造の建物は、まるで大きなタイムカプセルを開けたかのような佇まい。自然の中での穏やかな時間とともに、日本の伝統と文化を深く理解する貴重な体験が味わえる。


美しい自然に恵まれ、明治21年に初めて別荘が建てられて以来、国内有数のリゾート地として発展してきた軽井沢。今も格式高い宿泊施設やレストランが揃い、ゆっくり流れる時間と雄大な自然に囲まれ過ごす特別感は、この場所ならではの醍醐味。

周囲を里山に囲まれた緑豊かな山あいに佇む小さな温泉街。約1000万年前の化石海水が地圧によって湧出してくるお湯は日本三大薬湯といわれる。里山の達人と一緒に山の恵みをいただく、美人林散策や釣りで自然に親しむなど、松之山らしい過ごし方を体験できる。

■ 近畿地方

ユネスコ世界文化遺産であり、真言密教の聖地である高野山は、「天空の聖地」としても知られる日本の祈りの聖地。117寺院のうち52寺院は宿坊として一般の参拝客も宿泊可能。朝のお勤めや写経、座禅など、日本の仏教文化にふれる機会が持て、俗世から離れ非日常的な空間で貴重な体験ができる。

世界遺産「熊野古道」でよく知られ、祈りと癒しの奥深い郷として再注目されている地域にある大人の隠れ家リゾート。熊野古道と伊勢神宮を結ぶ、山・海・里に囲まれた自然を五感で堪能できるよう全室スイートルーム+自由で快適な美食オールインクルーシブステイが提供されている。


京都の中では最北端に位置し、「海の京都」と称される京丹後市。ユネスコ世界ジオパークに認定された山陰海岸ジオパークの海岸線は絶景で、丹後半島一周のドライブやサイクリングが人気。気候風土にも恵まれ、四季折々に豊富な魚介類や野菜・果物が収穫される。その豊かな食材を活かした料理自慢の宿も多い。

三重県の北端、滋賀・岐阜・愛知との県境にある自然豊かな山辺の町『いなべ』。いなべをよく知る旅先案内人のガイドで、梅染め、滝巡り、かまど炊きなど、この地域ならではの食や文化の体験ができる。
 


伊勢の源流に佇む三重県大台町は町土の約90%以上を森林が占める。限りなく透明な水、吸い込まれそうな空、雄大な山が織りなす自然のなか、滝を眺めながら歩き、川遊びや鮎釣りを楽しめる。

三重県南部の志摩半島にある志摩市は、市全体が伊勢志摩国立公園に含まれており、リアス海岸や穏やかな気候、豊かな自然が特徴。海産物が豊富に揃うため古代から「御食つ国」として知られる。


三重県津市最西端の山間部、奈良県との県境に位置する美杉町。癒やし効果の高い森は東海圏の森林セラピー基地に認定されている。林業体験や森林テラピー、木地師体験など、中山間地域のありのままの暮らしをツーリズムとつなげた、少しの学びとエンターテインメント性に富んだ体験ができる。

和歌山県太地町の吉野熊野国立公園内に建つヘルシーリゾートホテル。治療所にも、保養所にも、断食道場にも、リゾートホテルにもなるホリスティック(全体・包括的な)な場所として、宇宙情報生命工学に基づいた、宇宙医学医療などのファシリティ&サービスで『真の健康』と向き合える。

■ 中国・四国地方

広島の奥座敷と称される水の町、湯来。歴史ある温泉宿でのんびり過ごすだけでなく、太田川の源流を生かしたシャワークライミングやテントサウナ、山や森を生かしたハイキングなどのアドベンチャーツーリズムが楽しめる。
 

郷土出身の総理大臣・犬養毅や世界的版画作家である棟方志功が定宿とした登録有形文化財の宿。日本屈指の「足元湧出の湯」が名物で、吉井川の流れによって作られた自然の川底をそのまま生かした浴槽から湧き出る豊富な湯は、柔らかな絹に包まれたような肌触り。


奈良時代に開湯した日本最古の温泉の一つ玉造温泉は、「美肌県しまね」の象徴的な場所で泉質調査では高級化粧水レベルの温泉との評価を得ている。歩いてめぐれるコンパクトな湯の町には、土産物店や食事処・カフェといったお店から、良縁や美肌のパワースポットまで勢ぞろい。

美しい島々と橋の造形美が織りなす全長約70kmの海の道。自然美溢れる景色が楽しめるサイクリングロードは、「サイクリストの聖地」とも呼ばれ、CNNの「世界の最も素晴らしい7大サイクリングコース」の一つに選ばれた。海道を繋ぐ島々にゆっくりと滞在し食やアクティビティを楽しむことも可能。

九州・沖縄地方

大分県竹田市は、古くから湯治場として親しまれてきた歴史ある温泉地。世界有数の炭酸泉湧出地として知られる長湯温泉を中心に、炭酸泉をはじめとする豊富な温泉資源や竹田市の多彩な天然・文化資源を活用した入浴・運動プログラムが提供されている。

「発酵」をテーマにした、人と地球にやさしいサステナブルなホテル。衣食住すべてに「発酵」の力が活用されている。
◆詳細記事はこちら 滞在中の癒やし体験を日常に持ち帰れる宿 ~EM(小さな微生物)が作り出す発酵空間で、体がじっくりと変わっていく体験を~


珊瑚礁に囲まれた穏やかな海と亜熱帯の森の間に、その昔、数多くの生まれた集落。やんばるホテル南瞑森室では、400年の時を超えて残る古集落の一軒宿に宿泊し、シェルパ=水先案内人の案内で沖縄の自然と島文化に分け入る冒険が楽しめる。

全国各地の魅力的なウェルネスツーリズムスポット、いかがでしたでしょうか。

森や平野、海に囲まれた半島や島々など自然が豊かな日本では、郷土食溢れた食事や文化的な体験、リラクゼーションなど、心と身体を癒し、元気にしてくれる場所がたくさんあります。

ウェルネスツーリズムを通して心も体もリフレッシュして、明日からの生活を笑顔で過ごしましょう!

※上記の情報は2024年6月現在のものです。実際に旅行を計画される際は、最新情報をご確認ください。

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